あー blog

説明するような内容が皆無

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追記 9/26

誰かが私にキスをした

ウィニングパス

セクシーボイスアンドロボ

聖☆おにいさん

銭ゲバ

 

敗者(書籍)

あー平清盛も見たいなぁ...

 

1.ウルミラ 2.ノルウェイ 3.人セク

 

この3つは良い!!という感想。川っぺりもマイバックページも好みではあった。あとは銭ゲバが食い込むか否か。1.2位は映像的な満足度が高い。... とここまではTwitterでも書いた。ちなみに1位のウルミラについては自分が純粋に興味をもって(好きな役者が出てるから何でもみよう!!という心持ちではなく監督や撮影、作風に)普段みている作品と同じくらいの真剣さでみることが出来た作品だった。横浜監督の作品は要チェックだ。

松ケンが出ている作品の特徴として変わった役だったり漫画原作であることが多いがシリアスよりかはギャグよりの作品が多いなと思った。本人が選んでるわけでもなさそうだが。天の茶助で思ったのだが運動神経がかなり良く、喋る演技よりも身体的に魅せることが得意な人なのかな...という憶測。工場や農地で働くのが似合うのはそのためか...。ウルミラの陽人のように行動で全てを表現する役は適役だと感じたし、それが横浜監督の作品だったのが個人的には最高だった。人セクは、最近スローシネマをもっとみようと思っていたところに見た作品だったので、カットが少なくアップで撮るのも少ない監督だったのでハマった。ここまで引きに耐えられる俳優って多くはない気がするので、より細かい動きに注意してみるのがなかなか面白かった。(ちょっとした仕草がかわいいんですよ)

 

こっからは単なるファンの独り言なんだけど落ち込んだ時に抱き枕抱えて寝るとか、妄想が好きだとか、書籍敗者での赤裸々具合とかが私がかなり可愛いなと思ったポイント(文化系を自称するようなやつはこういうのに弱い)で自分に素直に生きようとかじゃなくてそれでしか生きられない感が何というか...かわいい。あと意外と若い、85年生まれなので20歳も離れてないのが私からすると新鮮で、昔の作品、それこそみるめ君を演じてた時は今の私と同い年で同じような専攻で勉強しているぽかったので勝手に親近感を持って見てた。

ユリ先生にキスされるとこ、本当に惚れちゃったんだろうなっていうのが伝わってきて、要は異性への興味関心の持ち方が拗れていなくて良いなー健康的だなって。誰かの映画の感想で「松ケンの異性に向ける視線の純朴さ」について語ってた人がいたんだけど共感した。わかる。敗者を読む限りでは、学生時代はわかりやすい思春期があった人でそれなりに悪いこともしていそうな感じもしたけど、いい感じでその過程を乗り越えて大人になっている人という印象を抱いた。精神の成長過程的には前にハマってた三上博史の方が自分と似通っていたので、松ケンみたいなある意味素直に成長している人を見ると、これが正解なのかもな...と一オタクは考えてしまうのです。

松ケンはゲームとかアニメとか好きそうだからそういう素質もあるんだろうけど、変態的ではないというところが重要なのです...(これで変態的だったらガチでのめり込んでいたのでちょっと安心した笑)あっでも事務所がホリプロだからそういうのは規制されたりするのかな。あとインスタで気づいたんだけどイラスト描く人だったとは...!!!これは驚いた。多分iPadで描いてるんだけど丁寧な絵だった。針金アートにせよ、手を動かすのも好きなタイプなんだという感動。私は体全体を使った表現(ダンスとか演劇)には昔から(自分でやることに。見る分には好き)苦手意識があったけど、比較的手を動かしてものを作るの好きなので嬉しい。

ちなみに好きとか言っときつつこんなこというのアレだけど演技が上手い!というタイプではないと思った笑 存在感が好きになれるかどうかで好みが分かれると思うが、アクが強いわけではないので嫌い!ってひとはあんまりいなさそう...。あと田舎俳優という売り出し方は個人的にはうーーん...そのせいでmomijiでの活動やバラエティで訛っていることが、いわゆるタレント活動にみえてきてしまう(いやそうなんだろうけども) そういうとこ含め素直な人だなという感想でした。ただ奥さんの小雪をガチで怖がっていそうなところは面白いです。年上が似合う。

 

...年齢が今まで好きになってきた人と比べて比較的近いのでズケズケ分析してみたけど、身体で表現するの得意な人を文章で説明するのは相性があまり良くないな..まぁ松ケンは良いってことよ!なんかよく分からないけど惚れちゃったんだ!うわーーーんこのままだと写真集に手が伸びそう

 

 

6月の頭あたりから始めたひとり松ケン大上映会は銭ゲバが見終わったら一旦おやすみしようかなと思います。今はウルミラのDVD買おうか迷ってる...どーしよ

 

お兄さんとお姉さんと私と

近松山ケンイチに少しずつハマってきているのだが、もう最高未来最高

人セクの時のコーラの下り(サビ抜き寿司しか駄目とかコーラ苦手とかは、あれ本人のアドリブっぽいんだよなだって松ケンインタビューで辛いもの苦手って言ってたし)とか、ウルミラの陽人とか本当に愛おしい。

あと人セクやウルミラのようなタイプの作品と彼の相性はとても良いと思う。海外の映像作家の作品に出演してほしい気持ちもする...あまり今のシネコンでかかるような作風には出演するだけもったいない(それでも彼は普通に演じられるのだろうけど。個人的な感想です)気がしてしまう。精神がとても自由でなおかつ繊細かつ大胆なのでカチッとした役よりも陽人のような役がハマるきがして始めからある程度厳選してみている(昔はかたっぱじから見てたけど、今はなんとなく自分に合う作品が掴めるので...それも一長一短なんだけどね) やはり私は誰かを好きになると精神を深掘りしてみたくなるんだよな、だからインタビューとかてめーはストーカーかというほどに見て、話している内容よりも単語の間だったりちょっとした仕草だったり言葉遣い、そういえば彼って役でもすこし訛ってる気がするけど、私がここ数年東北訛りを聞きまくってるせいであまり違和感がない笑 それでもウルミラの津軽弁難易度高いよー笑細かいところ何言ってるかわからん!それでもあれは素晴らしい作品であることは間違いない、少なくとも私は大好きだ。 話がそれたが相手の無意識の仕草を探ることでその人の本質がどこにあるか探そうとする癖がある。すこし窪塚洋介っぽいなーと思うんだけど、発散のさせ方があそこまで破天荒ではなく自己探究、内向きにいく傾向がありそう。だけどクリエイターほどの内向き加減ではなく変態性はそこまで感じないかな。

何度も繰り返してみないとわからないが、必ずなにかが掴めてきて私を新しい作品へ招いてくれると信じている。

誰が合うかわかるほど私も映像作品を細かく見れてないのは問題だと感じているけど。最近アニメばっかりみてたから、実写のもつ身体性には驚かされてる。まぁ実写で育ってきたし当たり前だけど。(ちなみに業界はアニメ志望)

そして当時の彼と今の私の年齢が大して変わらないことに驚きを隠せない。嘘だろ20そこそこでそんなに渋いんか...でも可愛いんだよなー無性に 三上博史の時は20歳の時をみると若い!瑞々しい!って感じだったけどちょっと違うんだよなーすごい柔軟で自然体で(私はどちらも大好きだけど)でもどこか子どもらしくってそれが同棲してる感覚がすごく見ていて心地よいんだよね。昔は20そこそこってお兄さんお姉さんって感じだったけどもう等身大で話ができる年齢であることに驚きを隠せない。だって私ゴミ屑みたいな生活してるし笑か、考えられん でも久しぶりに俳優に惚れたー良き

 

近況報告:就活で胃と腸がはち切れんばかりに痛くて、ムシャクシャしながら書いているので最近文章のまとまりが悪くてごめんなさい。早く決まって欲しい...。今週中には分かる予感がするんだけどね。 論文も締め切り迫ってんのに...流石に制作までは引っ張りたくないのでそれがさらにプレッシャーを加速させてて最悪だ。おえーーー

追加: 決まりました!とりあえずは一安心ですが、まだ心にわだかまりがあって色んな人と相談しながら納得できる選択をしていけたらいいかなと。なので、とりあえず。です。もっと自分の進みたい道が見えたら変えることもあるかもしれません。業界ごと変えることはないと思いますが。

 

ではおやすみ

 

95話 夢幻の如く

バイトを辞めざるを得なくなった。ここ2-3日不安感に襲われて不安定だった私の心も大分落ち着きを取り戻してきた。それでもまだ強い負担がかかる瞬間があって凹むこともある。人生何があるかは分からないものだ。落ち込んで当然だし、沈みたい時は沈むのもありかもしれない。それに酔うのも悪くないかもしれない。やはり何事も醒めないことは何かを乗り切るためには大切だ。

 

そんなこんなの中で見ていたのが、十二国記銀魂だ。前者はまだ見終わっていないが物語の構成や設定が面白くてあっという間に見終わるだろう。すずという少女が旅の途中で男の子を亡くしてしまい(官吏の傲慢さと残忍さゆえに)同じく官吏を恨む者たちの仲間に入るシーンがあるのだが、その時の演技が本当に素晴らしかった。涙を流して訴えるところでしゃくり上げる音、「私は自分が許せない!」の悔しさと不甲斐なさの混じった声、本気で泣いてる!?と思ったくらい。アニメで泣くことって滅多に無いが、これは心の底から自然と涙が出てきた。感動シーンに泣かされてる感があると泣きながらも醒めてしまう瞬間があるけど純粋に演技に感動して泣くのは本当に何年ぶりだろう...幸せな体験だと思う。最近は映像にこだわった(あんまり良くない言い方をするなら、ビジュアル重視で画面が綺麗)作品も沢山あるし尚且つ物語も面白いという絶対見ねば的作品もある、もちろん拘りのない作品なんて存在しないと思うが、ただただ人生の機微や役者の一行の台詞に涙する作品があると救われる感じがするだけ。一点でもグッと入れる瞬間があるだけで見方が変わるんだよなぁ、そしてそういう作品が必ずしも面白い!楽しい!と直結している訳でないというのも。

 

あと私は「生きたかった」といって死んでいくキャラに対して泣かなかったことが殆どない。そういう意味では高杉の死は割と受け入れられたんだけど、昔二次小説で攘夷時代銀さんの目の前で死んでいく若者目線の文章があって、正直銀魂で泣いたことはなかったけどこの小説は声出して泣いた。「やり切れない気持ち」に対してめっぽう弱いのかもしれない(だから今の自分の状況がかなり辛い=処理負荷がかかりまくっているというのにも繋がってくるのだが)銀魂を見てると、やっぱり私は坂田銀時という男が好きで、どうしようもない所、かっこいい所、そんなの数多の作品で語り尽くされてきた性格ではあるかもしれないけどどうしても惹かれてしまう。

 

ところで、すずは若林直美さんという方が演じているそう。覚えておこ。どうやら銀魂でも杉山という女の子を演じているのだが、気づかなかった。桂の妄想の中の子か笑(気付けるかーい!!)

 

 

p.s.このだらだらblog(手書きと内容的には大差ないくせに)も記念すべき95話目笑 ブログの方は5年目、日記の方は8年目に突入してしまいました!1番最初の日記は13歳ごろだったから時が過ぎるのは恐ろしいですね。ここまで続けて来れたのは他でもない自分のお陰です笑

もう100回くらい書いてると思ってたけど3桁いきたいな笑 話数カウントなのは読んでくれている?(いるの?)人たちにこんなちっぽけな人間の人生の中にもこんな小話があるんだー的な箸休め的な意味合いを感じてもらうためということにしといてください。

私も論文とか、日々の疲れの憂さ晴らしにゆるーい気持ちで書いているので、絵もこれくらい緩く長く続けられたらいいんだけど上手いこといかないなぁ、でもいつかは出来るようになりたい。文章特有の的確さで私の表現したい気持ちがほぼカバー出来てしまうからなのか...なんか悔しいな。文字ごときに全てを解られるのは笑

ではおやすみ!

近況報告 

もはやブログを更新する理由が近況報告しかなくなっている...笑

でも今回もそうです

今は去年までやっていた動画制作バイトをやめてアニメ制作会社でバイトをしている。就職が決まらなかった時の最後の砦にしつつあるが...就活と卒制、バイトをバランスよくやるのは難しそうだなと感じている。就職はポスプロにしようと思っていたんだけどー笑 最近になってアニメも捨てがたいなと思い始めて何故か去年最後の授業が終わった日の翌日にバイト応募していたのだ笑 今は制作進行の手伝いとかしてるがもし職としてやるとしたら撮影がやりたいなと思っている。今のところでコネが作れたら最高だが地道にやるしかないだろう。

卒制は去年の制作に比べると個人制作に少し慣れてきて精神的負担が減ってきたのは成長したと思う。

アニメは忙しいし拘束時間長いのは映像制作あるあるだが、比較的夜型だし自由度が高いこととかあんまり仕事!って感じがしないのは精神的に楽だなと思う。映像系でも上下関係ガチガチ体育会系っていうのはあるからね...(特に映画・ドラマ)文化部のノリに近いのは確実にアニメだと思う。ポスプロはどうなのか分からないけど。3月あたりから募集も始まることだしボチボチポートフォリオも作らねば笑(虚偽まみれの)練習のために何社か受けてみるかーー

つーか一番学ぶべきはアフターなんだけど全然やる気でないし、友達に仕事貰おうかな...

本音を言おう、、働きたくなんてない!もっと妄想に生きれたらいいなとは本気で思う。意識的に今はきついが、そう思うと高校の時は半分狂気に片足つっこんでたんだなとは思う(中学も少し) じゃないと出会えないもの、感じられない世界も沢山あったけど。今ではすこしあの時見えた扉が現れないかなと思ってるけど、あれが見えてしまったら私は今の生活を手放さなければいけなくなるし。内面的には幸せなことでもあるんだけど、誰も理解はしてくれないだろう。

「健康的な生活」というのがどれだけの感覚を封じた上に成り立っているのかを多くの人は気づかないんだろうね。もともとその感覚がない人もいるのかもしれないけど、私は封じなかったら大変なことになるタイプの人間だ。社会というか人間に向いてないので、生きてるだけで満点なのだ!(ちちり風)

 

p.s. イギリス人のユーチューバーの動画見ながら書いてるんだけど、イギリスの街並み色が少なくて身体に優しそう。まじで東京ってビル密集しすぎだし雑然としてるし臭いしで仕事的には住んだほうが楽だけど住みたいと思ったことがないんだよな。映像制作系で地方に会社があるところに行くのもいいなと思う。個人的には金沢とか福岡、那覇とかがいいなぁ海外だったら、うーん、インドネシア、マレーシアあたりがいいな。シンガポールは物価が高そう。

銀さんが隣にいたら幸せなんだろうか?を考える

最近は作業用BGMと化している銀魂だが声だけ聞いてるだけでも元気が出てくる。

あの温かさが本当に羨ましい。もしも私が神楽ちゃんみたいに銀さんと一緒に暮らしていたらというヘンテコな妄想をしてみる。2次小説的な、夢女子的な視点ではなく銀さんが私の隣にいたらどういう風に心が変化していくかに思いを馳せる。

まずは銀さんはあんまり感情の起伏が少なそうである。よってなぜ怒っているのかわからない...的な相手の感情に振り回されるといったことはないだろう。

銀さんはマダオである。だから自分にも甘いし、相手にも厳しいといったことはないかもしれない。どちらかというと私の生真面目な部分が仇になる可能性すらある。家族が真面目すぎるせいで全然目立たないが、というかうちの家族が勤勉性に秀ですぎていて私が不真面目だと言われるほどであるが、実際にそんなことはないと思う。私も一般からすればかなり真面目で思いつめやすいタイプであると思う。仮に世の中の会社員があれほどの勤勉性が求められるのであれば私は会社員になれない。そして銀さんは絶対に会社員になれない!まぁ銀さんは身体的に強いから体力仕事のバイトは普通にこなせるだろうけどね。私が就職するであろう業界も、制作会社に勤めるって結構会社員とは...??みたいな側面があるので私には向いてるんだか向いてないんだか分からない。けれど勤勉で神経質な家族と比べてみれば銀さんみたいなタイプって結構一緒にいて過ごしやすいと思う。まぁこっちが苛つきそうではあるけどぱっつぁんみたいに。

ただ銀さんのような身体的に強さのある人間というのは安定感がある。(たまに風邪ひいてるけど、私はあんまり風邪引いたりしないし、体力的には無理しないタイプなので怪我とかもしない。精神にガタが出る方が圧倒的に多い。)体力的には無理できちゃうタイプだろうけど、銀さんはどちらかというと体が弱って心が弱るの順番だと思う。そういう意味では逆か。

なんというかゆっくりするという概念がある人間と生活を共にしたらもっと楽になるんだろうな私。職がない状態で競馬行ったりパチンコにいったりできるのはある程度の才能が必要だと思うので。やられたら困るけど。そもそも私が都会に会社員の家庭で生まれてきている時点で冗談だろってくらい私の性質と合ってない。まぁその点でいえば私はあんまり自分を責めすぎたりしなくてもいいんだろうが。将来は農家と結婚しようか笑 来世は人間として生まれたくないねぇ。

 

今、アピチャッポンの「ブンミおじさんの森」を見ている。彼の作品は湯銭につかるときと同じテンションで「いい〜」と言ってしまう。素晴らしい作家だ。だれも共感しないと思うが青山真治の「月の砂漠」と彼の作品群は少し重なるのだ。独特の静けさと資本主義、生産主義に対するかすかな反発、瞑想的な要素とか。思えば私は今の世の中のシステムがあんまり好きじゃないっていうのもある。昔高校の時の歴史の教師が「どうして頭のいい人(ここでは学歴のみ)があらゆる面で有利になる世の中なんだろうね...俺は何度考えても分からない。」といっていた、...のときの教室の静けさを今でも思い出す。あの静けさは好きだった、と同時に面白かった。高校受験を必死こいて勉強してきた私たちで誰一人明確な答えを出せる人はいなかった。私も今でもよく分からないよ先生、だってそんなものとは遠いところに来ちゃったから。でも私は今の方が幸せってことはよく分かるよ。

なんか不思議と銀さんって上で私が書いたことを本能的に理解しているタイプだと思うからこんなに惹かれるんだろうなと思う。

いつかの自分に

私は昔からピアノの音が好きではなかった。技巧に感動することがあっても、音自体を好きになったことはなかった。ピアノの音はどこか湿った感じがする、梅雨の少し冷えた体育館のゴムの匂いのような寂しい感じを思い出す。心細い感じがしてあまり好きではない。対してギターの音は好きだ。乾いた感じがして、冷涼で広い大地の音がする。どちらにせよ一人であることは変わらないのに、こっちは心地よい感じがする。

私はいつも自分の理想郷を想像している。自分にとって居心地が良い空間を想像するのが好きだ。同じ学校でも昼下がりの音楽室で楽器を叩いている時は好きだったなとか、運動会の休み時間の乾いたグラウンドとか、バイトが終わって車窓から見たビルの景色は今でも目に焼きついている。気の抜けた空間が好きだ。

夜の静かな部屋の中でお気に入りの作品を見る瞬間とか、最近だと銀魂にハマっている。皆んなが銀さんが好きな理由が分かる。2次元なのにあんなに魅力的で人間らしいキャラクターはなかなかいない。この年で初めて銀魂を見て良かったとも思う。小学生の時だったら銀さんの良さってあんまり分からなかったかもしれない。彼は退役兵の持つような退廃的な雰囲気とガキ大将の気前のよさと懐の深さ、明快さを持つ珍しータイプの人だと思う。(ジャンプ作品の主役は現役兵なので銀さんはそれだけでも異質)

こないだ映画館で「地獄の黙示録」を見たが、あの主人公的な側面を絶対に持っている人だと思う。まぁ狂気に走ったりしないし(悪夢は見るけど)あそこまでの鬼気迫る表情をしている時は少ないけど。あぁいうのを主役にしちゃうっていう空知先生すごいなと思う。しかも生活意欲を失った退役兵が住んでるのが間借りしたスナックの2階という、文字だけで見ればどこぞの小説に書かれてそうな雰囲気だ。夕方アニメが背負っていい雰囲気じゃないよ。こんな設定重いのにシリアスで描かれたら心がHelp...Pulp Fictionだよ。(だからあんなにあっけらかんと描かれているのだろうが、銀魂のあの底抜けの明るさと下ネタにも理由がありそうなのとても良いと思う、まぁないと思うけど)てか、神楽ちゃんどこでパルプフィクション知ったの笑 

ずっとあの作品に浸っていたいなと思いつつ、他の作品も並行で見ている。まどマギは面白いけどあの世界観が自分には可愛らしすぎて合わない。でも脚本や構成が素晴らしいのと、ほむらやさやかに幸せになって欲しい気持ちが強くてみている。今度こそ幸せになれ、つーか報われてくれほむら! 私は「あぁこいつ幸せになれるチャンス沢山あったのに報われなかったキャラ」がいるストーリーへの執着がすごいのです。

 

p.s.今度は2次小説でも書いてみるかね、意外とハマりそうで怖いが...

 

最近の気持ちとサムライチャンプルー!!!!

ここ最近、今までにはなかったような感覚に襲われた。

自分が最低限しなければならないこと、自分が自分でいるための行為以外すべてどうでも良くなった。友達が言っていたこと、親が言っていたこと、先生が言っていたことのすべてがどうでも良くなった。聞く耳を持たなくなったわけでも関係を絶ったわけでもなかったが、それとは別のところで自分の空気や世界というものが存在しそれを満たしていればすべて、本当にすべてが私とは別の軸で動いているような感覚。自分の軸は他人と決して交わることもないが反発しあうこともなく均衡を保っている状態。自分を維持するための映像や言葉は私の周りを囲む空気であり私にとっての世界全体である。その他の言葉は軸の外にあり一時的に影響するがすぐに元の軸の動きに戻る。どんなに近くにいても誰も私に干渉することは出来ない。

 

といった感覚。あとは異常な落ち着き、息が深くなり周りがスローモーションになる。

 

 

最近、中井和哉さんとサムライチャンプルーにどハマりしている。14話の沖縄民謡のところでこれは傑作だ!!!となりズブズブと沼落ちしていった。好きなキャラクターはムゲン。このタイプのキャラクターにハマったのは初めて!やっぱり一見明るくても重たい過去や苦しみ、怒りを背負っているキャラは本当に好きだ。意外と素直な所も笑

 

なんか前に描いたのがもったいないのでここに貼っとく

最初、ムゲンの服見た時に「ひとりだけ別時空から来ただろ笑」と思っておりましたが琉球出身って言うの聞いて上手い設定だなぁと思った。アイヌの音楽だったり民族音楽が多用されているところも魅力だと思うんすよね。音楽の素晴らしさとアニメーションの素晴らしさを同時に味わえるし、とにかくキャラがよく動く!素晴らしい!個人的には動くことを前提としたキャラデザがとても好きなのでドツボでした。脚本もアニメーションもテレビアニメとして本当にバランスのとれた良作なのでおすすめします!

もう少しで(2024年で)20周年だしそれまでにもっと絵を描いて新しい発見したい。