今、大学にいる。
図書館にいる。午後の静かさと誰かが中庭で騒ぐ声が聞こえる。全てが心地よい。気持ち良い天気でちょうど良い温度だ。
あと少しで卒業だ。約半年後には私は大学生ではなくなってしまう。だから大学生のうちに色々なものを繋ぎ止めておかなくてはという謎の焦燥感に駆られている。でも誰も気に留めていない。
それはこの空間が私にだけ作用する特別な空間だからなのだろうか。
その焦りですら、今はバイトや他に予定を立てて紛らわすよりもただ愛でていたい様な気がする。
何もかもが失うには惜しく、輝いている。
10.12 16:41